ゆあるの部屋

ゆあるの日常

🏥不妊治療①

私が経験した不妊治療について、書いていきたいと思います。。この記事が誰かの役に立てばいいな……と思います😊

 

日本では、不妊を心配したことがある夫婦は39.2%で、夫婦全体の約2.6組に1組の割合になりま す。 また、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は22.7% で、夫婦全体の約4.4組に1組の割合になります。この情報から考えると、不妊治療を受けている夫婦は結構多いと思いませんか??

 

不妊治療にも、タイミング法→人工授精→体外受精→顕微授精というような様々な治療法があり、妊娠に至らなければステップアップしていきます。

不妊の原因には、女性側、男性側どちらにも原因がある可能性があり、その夫婦(又はカップル)それぞれに応じた治療の選択が迫られます。

 

私たち夫婦の場合、妻側には問題はなく、夫が非閉塞性無精子症と診断され、遺伝子検査も受けましたが、TESE(精巣内回収手術)で精子が取れる可能性も0%というものでした。診断を受けた時、医師より「夫婦間での子どもはできません。子どもを持たずに生きていくか、子どもが欲しければ養子縁組」と言われました😭そして、子どもをもつ、もう1つの方法として「AID(非配偶者間人工授精)」というものがあげられました。

 

私たちがお世話になったクリニックは、JISART(不妊治療を専門とするクリニックによって結成された団体)登録施設であった事もあり、女性不妊、男性不妊どちらにも対応していた事が、色々な情報を得る事ができた事に繋がっていました。これから不妊治療に臨むご夫婦がいらっしゃれば、こういった施設をおすすめします!

 

さて、、夫婦の子どもが望めない……。夫婦共に大きなショックを受けました。夫も私も子どもがすごく欲しかった事もあって、涙がとまりませんでした。人生のどん底です😭"離婚"も頭をよぎります💦

それでも、私は"夫と子育てしたい"という思い、夫からは"1度きりの人生、妊娠を経験させてあげたい"という思いがあり、AIDへと進む決意をしました。無精子症とわかってから1ヶ月程での決断でした。不妊治療は時間との勝負でもあります💦迷っている暇はなかったです。。。気持ちを整理して、全てを受け止め、前を向く!精神的にはやはり辛かったですけど、無理矢理にでも気持ちを立て直しました。。

 

日本でのAIDは、ドナーは匿名で行われています。匿名という事は、ドナーの情報は一切分かりません💦個人情報はもちろん、病歴、趣味、出身地、ドナーになった動機等は知ることはできません。ただ1つ、夫と同じ血液型という所だけは合わせられています。

匿名ということが、子どもの将来、自分のアイデンティティを確立する時にショックを受ける可能性があります。その事を踏まえ、子の出自について幼い頃から告知をしていくことが望ましいと考えられています。一昔前は、子供に出自を隠すべきという考え方が主流でした。しかし、子ども自身が父親と似ていない、という違和感を感じていたり、何らかの形で父親と血の繋がりがない事を知ってしまい、大きなショックを受けるということが知られるようになりました。この事から、今では幼い頃から告知することが必要というのが一般的になっています。

もちろん、私たち夫婦も告知をする準備を整えています。

 

さて、話は戻りますが……。AIDを受けたからと言って、妊娠するとは限りません。AIDの人工授精は、凍結された精子を使用する事もあって、妊娠率はとても低いです。

夫婦間の人工授精では6回を目安に、それ以上は体外受精へとステップアップしますが、AIDの場合、体外受精は認められていません。そのため、子を望む以上、人工授精を繰り返すしかありませんでした。

(現在は、体外受精を行なっている施設はありますが、色々な条件もあり、いつ休止となるか、続けていけるのかは分かりません。)

 

人工授精では、排卵日に合わせて行うのですが、排卵日を特定するため、卵胞チェックを受けなければなりません🏥私が通った病院では、月経開始日から10日〜12日で卵胞チェックを受けるシステムでしたが、排卵日が特定されるまでは1日後、2日後等……○日に来てください!と排卵日が特定できるまでは、医師に言われた日に病院通わなければなりません💦

当時、仕事をしていたので、病院に通うために休みを取得しなければならないし、周囲への理解も得なければならず、毎回申し訳ない気持ちもあって、本当に大変でした。不妊治療と、仕事の両立……大きな課題になります。ただ、仕事の調節ができないと、治療を受けることもできないので、頑張りどきです💦💦

 

幸いない事に、私は不妊治療1年程で妊娠する事ができました。そして、無事に出産し、今は子育てに追われています🥰ただ、これから待ち受けている"告知"をどうすすめていくか……は頭を悩ませますが、当事者の会や、告知の際に利用される絵本等もあるので、そうした所の情報を得たり、同じ境遇の方の告知を参考にしながら、子の出自について知らせていけるといいなと思います😊

 

娘と出会わせてくれたドナーの方には、本当に感謝しかありません。夫婦で大切に育てていきたいと思います♡

 

今回の不妊治療についての記事は、この辺で終わろうと思います。気が向いた時、またブログで書いていきたいと思います。